都構想の住民説明会はいつ?会場は?オンラインでも参加できる?住民投票前に正しく理解しよう。

2020.09.24
  • 住民説明会は現地説明会8回とオンライン説明会3回が開催予定
  • すでに参加応募は締め切られているのでライブ配信を見るのがおすすめ
  • コロナで人を集められない中でいかに参加者数を伸ばせるかがポイント
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大阪市を4つの特別区に再編する大阪都構想に対する住民投票が11月1日に行われます。大阪市はこれに先駆けて9月26日から住民説明会を開始します。住民説明会は全8回行われ、オンラインでの参加も可能となっています。 

この記事では、住民説明会の日程と参加方法、そしてどんな点に注目して住民説明会に参加すべきかを分かりやすく解説してきます。 

住民説明会って何のために開かれるのか

9月26日から始まる大阪都構想に関する住民説明会ですが、そもそも何のために開かれるのでしょうか。 

それは11月1日に行われる2回目の住民投票に向けて大阪都構想を地域の住民にしっかりと理解してもらうために開かれています。 

大阪都構想は2015年の住民投票で1回は反対多数で否決されてしまった制度なので、2回目の住民投票での制度実現に向けて制度のメリット・デメリット等が説明されています。 

吉村知事、松井市長がすべての会に出席

この住民説明会には吉村大阪府知事・松井大阪市長の両名がすべての説明会に参加予定であることがすでに発表されており、都構想推進派のトップである2人が住民説明会で何を語るのかにも注目が集まっています。 

2015年に行われた住民投票に向けての説明会でも、当時の大阪市長である橋下市長がすべての説明会に出席して住民と議論を交わしました。 

トップ自らが説明会に出向いて説明責任を果たすという姿勢は今回も受け継がれているようです。 

8回の現地での説明会と3回のオンライン説明会

この住民説明会ですが11月1日の住民投票に向けて8回開催されることが発表されています。再編によって誕生する4つの特別区で2回ずつの開催です。 

さらに、新型コロナウイルス対策として3回のオンライン説明会と各説明会のライブ配信、また、市役所での視聴会も実施される予定になっています。 

ここらは、それぞれの具体的な日程と参加方法を解説していきます。 

具体的な日程と場所

現在発表されている説明会の開催日時と場所は以下の通りです。 

大阪市内で全8回開催

2020年9月26日(土) 

1回目 

時間:10時30分~12時30分 

場所:大阪市中央公会堂 

2回目 

時間:14時~16時 

場所:クレオ大阪中央 

2020年9月27日(日) 

3回目 

時間:10時30分~12時30分 

場所:スイスホテル南海大阪 

4回目 

時間:14時~16時 

場所:アートホテル大阪ベイタワー 

2020年10月3日(土) 

5回目 

時間:10時30分~12時30分 

場所:メルパルクホール 

6回目 

時間:14時~16時 

場所:ハービスホール 

2020年10月4日(日) 

7回目 

時間:10時30分~12時30分 

場所:シェラトン都ホテル大阪 

8回目 

時間:14時~16時 

場所:エル・シアター 

定員は会場に変化しますが300名~500名程度と発表されています。 

会場への参加に関しては大阪市のHPからインターネットを使って申し込むか、ファックスで申し込むかの2通りの方法があります。 

会場の定員が決まっていることから申し込み多数の場合は抽選により参加者決められるということです。 

申し込みはすでに締め切りとなっており、今から会場に行って説明会に参加することはできません。 

区役所での視聴も可能

今回の住民説明会は新型コロナウイルス対策として会場への収容人数を制限しているため、各区役所などでのライブ視聴もできるようになっています。 

こちらの視聴会は再編される場合1つの特別区としてまとめられる行政区画ごとに配信がされる仕組みです。 

こちらは定員30名~50名程度ということで応募多数の場合は抽選で参加者が決められます。 

こちらも参加には事前の申し込みが必要で、既に締め切りとなっています。 

オンライン説明会も開催

現地での説明会に加えて、オンラインでの説明会の開催も発表されています。 

具体的な日程や参加方法について解説します。 

オンライン説明会は全3回Zoomを使って実施

オンライン説明会は以下の3日程で行われます。 

1回目 

9月30日(水) 

時間:19時~21時 

2回目 

10月7日(水) 

時間:19時~21時 

3回目 

10月10日(土) 

14時~16時 

いずれも定員は300名程度でツールとしてはZoomによる開催が発表されています。 

オンライン説明会もすでに定員

参加に関してはこちらも事前応募制で大阪市のHPから申し込みができるようになっています。 

しかし、こちらもすでに応募締め切りを過ぎており今から参加することはできません。 

今からでも参加したい場合

ここまで大阪都構想の住民説明会に関して解説してきましたが、既に締め切りを過ぎているものばかりで、住民説明会があることをこの記事で知った方や申し込みのタイミングを逃してしまった方もいるのではないでしょうか。 

そんな方のために今からでも住民説明会に参加できる方法を解説します。 

YouTube Liveでの視聴

各説明会、そしてオンライン説明会はすべてYouTube Liveで配信されます。大阪市のHPに各配信のURLが掲載されているのでライブ配信を見て説明会に参加することが可能です。 

チャット機能がOFFに設定されており周囲の反応を見ることはできませんが、説明の内容を聞き、質疑応答を聞くだけでも十分説明会に参加することと同等の情報を得られるのではないでしょうか。 

質問票の送付

さらに、聞きたいことがあるという方には質問票の送付というものがあります。こちらも大阪市のHPにある専用フォームかFAX、郵送を使って質問を送ることができます。 

こちらは1010日(土)が締め切りということでまだ間に合います。 

質問に関しては住民投票前日までには直接回答があるか、HP上で回答が掲載されるとのことなので、直接聞きたいことのある方は質問を投げかけてみるのもいいのではないでしょうか。 

他に制度について知る方法は

ここまで住民説明会について解説してきましたが、住民説明会以外で大阪都構想について知ることができる機会はあるのでしょうか。 

住民説明会以外で大阪都構想を知る方法についてまとめて解説していきます。 

大阪市のHP

大阪都構想について知る機会として、大阪市のHPを見てみることをおすすめします。制度を推進している行政団体の1次情報に触れることは、理解を深める上で大切な行動です。 

ただ、役所のHPなので専門用語や言い回しが、少し理解しにくい所があるのも事実です。なので、よく分からない部分は解説記事を読むなどして補足していくのが良いでしょう。 

大阪維新の会のHPやYouTubeチャンネル

また、制度を推し進めてきた大阪維新の会のHPYouTubeチャンネルもあるので、そこで制度について詳しく知ることもできます。 

推進派の媒体ということで良いことばかり書かれているのではと心配する方もいらっしゃるかと思いますが、維新の会のHPではデメリットなどにもキチンと触れられているので、一方的にメリットのみを発信する訳ではないようです。 

過去に住民説明会は行われたか

今回2回目の住民投票に向けた説明会が開催されていますが、2015年の1回目の住民投票ではどんな住民説明会が行われていたのか解説していきます。 

1回目の住民投票に向けては計39回開催

1回目の住民投票に向けては合計で39回の住民説明会が開催されました。当時の橋下市長はすべての説明会に登壇し、住民に対して理解を求めました。 

この時は会場に先着順で入れたため会場に入りきらない人も多く出て、その方たちは別会場で動画を見て参加していました。 

合計39回の開催で参加者は32,000に上りました。 

新型コロナウイルスの影響を受け開催回数は激減

前回の住民説明会を振り返ると全39回で約3万人の方が参加しており、かなり大規模な説明会だったことが分かります。 

それと比較すると今回は全8回で各会場300人~500人の参加ということで少し物足りない数字になっています。 

今回の住民説明会に関して、新型コロナウイルス対策の観点から開催回数を絞り、代わりにオンライン説明会やライブ配信をすることで補おうという考えのようですが、参加者は前回の説明会の2割程度になる見込みで、説明責任を果たしたといえるかは疑問です。 

住民説明会に参加するためのポイント

参加人数が限定されている住民説明会に関して、参加者側はどう参加するのが良いのでしょうか。 

ここからは住民説明会に参加する際のポイントについてまとめました。 

どんな制度か自分で調べてみる

まず、住民説明会に参加するためのポイントとして、どんな制度なのかある程度知っておくのが良いでしょう。 

説明会の時間も限られていますし、全てを詳細に説明することはできないと考えられます。なので、ざっくりとでもいいので前もってどんな制度で、どんなメリットがあって、どんなデメリットがあるのかを押さえておくきましょう。すると、話の理解も進みますし、自分が理解できていない点も洗い出せるのではないでしょうか。 

賛成派、反対派どちらの意見も見てみる

住民説明会に参加する目的は、最終的に自分が賛成か反対かを決めるためというのが大きな目的です。 

住民説明会において、熱烈な賛成派や強烈な反対派が参加しているのは1回目の住民投票の説明会における映像などを見れば分かります。 

住民説明会に参加しても、声の大きい参加者の意見によって自分の意見が左右されてしまえば説明会に参加している意味がありません。 

なので、自分の意志で自分の意見を決められるように準備していくことも大切なポイントです。 

大阪都構想に対しての意見が決まっていないのであれば、まず、賛成派、反対派どちらの意見も聞いてみましょう。 

双方の意見を聞いてどちらがより自分の考えに近いかを踏まえ、最後は自分で賛成か反対かを決められると良いですね。 

住民説明会の注目ポイント

最後にここまでの解説を踏まえて、住民説明会の注目ポイントをまとめていきます。 

吉村知事、松井市長が何を語るか

全8回の住民説明会そして、3回のオンライン説明会において、吉村知事・松井市長の推進派トップの出席がアナウンスされています。 

このトップ2人が大阪都構想について何を説明し、住民からの質問にどう答えるのか、これが住民説明会最大のポイントです。 

推進派の2人の説明が住民に響き、制度の必要性を理解してもらうことができれば賛成派の拡大に、逆に大阪都構想の説明や質問の回答において住民の理解を得られないような回答だと反対派の拡大につながります。 

トップ2人の言動によって、住民たちの意見が大きく傾く可能性がある説明会でそれぞれが何を語るのか注目です。 

参加者数がどれくらい伸びるのか

そして、もう1つの注目ポイントが参加者数をどこまで伸ばせるかです。 

1回目の住民説明会の実績として約32,000人という実績があるのに対して、2回目の説明会でどれだけの人に聞いてもらえたのかどうかは、住民投票の結果に対する信頼度にも関わってきます。 

もし、約32,000人という前回の数字を大きく下回ってしまうと住民説明が十分になされないまま投票が行われたという印象になってしまい、仮に可決されたとしても制度に対する不信感が残ってしまいます。 

今回はオンライン説明会やライブ配信といった、これまでにない取り組みも見られるのでこれらの策がどういう結果になるのか注目です。 

まとめ

ここまで大阪都構想の住民説明会について日程や参加方法、参加のポイントなどを解説してきました。 

行政制度の再編という大きな課題について住民にも知る機会が設けられているのは素晴らしいことですので、是非その機会を活用して自分の意見を持つことをして頂けたらと思います。 

この記事がその一助になれば幸いです。